FIIOの小型据置ヘッドホンアンプの決定版「K5 Pro」が、ES9038Q2M搭載で更に進化

高性能 DACチップ「ES9038Q2M」搭載 | XMOS XUF208 | 768kHz/32bitおよびDSD512対応 | 1500mW出力 | 同軸デジタル入力/光デジタル入力/RCAライン入力 | 6.35mmヘッドホン出力/ RCAライン出力 | ゲイン切替 | アルミ筐体

K5 Pro ESSは、USB入力で最大768kHz/32bitおよびDSD512に対応し、ヘッドホン出力とライン出力を備えた据え置き型コンパクトUSB DAC/ヘッドホンアンプの決定版として高評価を獲得したK5 ProのDACチップを、モバイル向けDACチップのフラッグシップ「ES9038Q2M」と変更することで、音質的な進化を遂げた最新モデルです。

製品バリエーションJANコード商品ジャンル希望小売価格発売時期
K5 Pro ESS4562314016215 USB DAC内蔵ヘッドホンアンプオープン価格(市場予想価格29,150円前後)2022年1月14日

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主な特長

  • ESS Technology製DAC「ES9038Q2M」搭載。低ノイズ・低歪と高出力を両立
  • USBコントローラーにXMOS製「XUF208」を採用。768kHz/32bit PCMならびにDSD512に対応
  • 先進のオーディオアーキテクチャにより入念に設計された4ブロック構成のアナログアンプ部
  • 微細な音量調整を可能にするADCボリュームコントロール機能
  • 安全・確実・堅牢を実現するDCフィルター採用の外部電源方式
  • 直感的な音量調節が可能な大型ボリュームノブ
  • ゲイン調整機能、同軸デジタル/光デジタル入力端子、RCAライン出力端子搭載
  • 高剛性かつ高品位なオールアルミニウム製ボディ

製品の詳細

ESS Technology製DACチップ「ES9038Q2M」搭載。低ノイズ・低歪と高出力を両立

K5 Pro ESSでは、ESS Technology社のポータブル向けDACチップのフラッグシップモデル「ES9038Q2M」を採用し、先代モデルで採用していた「AK4493EQ」と比較してTHD+Nを約50%向上、チャンネルセパレーションは最大8dB向上いたしました。

モデルK5 PRO ESSK5 PRO
THD+N(ヘッドホン出力)USB/SPDIF入力時:0.0012%(1kHz)未満
ライン入力時:0.003%(1kHz)未満
USB/SPDIF入力時:0.003%(1kHz)未満
ライン入力時:0.007%(1kHz)未満
THD+N(ライン出力)USB入力時:0.0015%未満
SPDIF/ライン入力時:0.0008%未満
USB入力時:0.0022%以下
SPDIF/ライン入力時:0.0013%以下
ダイナミックレンジ113dB110dB

USBコントローラーにXMOS製「XUF208」を採用。768kHz/32bit PCMならびにDSD512に対応

K5 Pro ESSは、USBデコードチップにXMOS製USBデコードチップ「XUF208」を採用しています。
PCMでは最大768kHz/32bit、DSDでは最大DSD512(Native)のデコード能力を備え、優れたクロックマネジメントシステムにより高い品質のD/Aコンバート回路を構築しています。


先進のオーディオアーキテクチャにより入念に設計された4ブロック構成のアナログアンプ部

K5 Pro ESSには、小型軽量の筐体ながら、優れたアナログ増幅回路を搭載しています。
クラス最高レベルの忠実再生を実現する4ブロック構成のオーディオ回路(二次のローパスフィルター+アナログボリューム+電圧増幅+電流駆動部)は、増幅回路の各部分が調和して完璧に連携し、優れたダイナミックレンジと高解像度のサウンドを実現しています。

綿密にチューニングされたフィードフォワードアンプ回路設計により、TPA6120オペアンプの出力は60%以上増加。32Ω負荷時に最大1.5 W、300Ω負荷時に最大20Vp-pと極めて強力な出力を実現しています。


微細な音量調整を可能にするADCボリュームコントロール機能

K5 Pro ESSのボリュームコントロールは、革新的なADCボリュームコントロール機能を採用し、左右のチャンネル間の音量不均等に悩まされることはありません。

ADCボリュームコントロールは、本体に装備された可変抵抗=ボリュームノブに直接音楽信号を流して調節を行うのではなく、ノブの回転変化をAD変換した値に基づいてアナログボリュームICを制御することにより、可変抵抗で発生するギャングエラーを排除しながらも、ボリュームノブによる直感的な音量調整が可能となりました。

音量調整に使用される新日本無線製「NW1195A」アナログボリュームコントロールチップは、-118dBの超低ノイズが特長で、1ステップ0.5dBの音量調整が可能です。 そして、テキサスインスツルメンツ製フラグシップオペアンプ「TPA6120」とJFETオペアンプ「OPA1642」 のコンビネーションにより、スムーズで高解像度な音量調整を実現します。


安全・確実・堅牢を実現するDCフィルター採用の外部電源方式を採用

K5 Pro ESSではイズを最小限に抑えるように設計されたDC 15V外部電源方式を採用しています。
入力されたDC電圧は2次電源でフィルタリングされ、オーディオ回路の増幅部分と回路の残りの部分に独立して電力供給を行います。
これにより、電源リップルを効果的に抑制し、回路の2つの主要セクション間のクロストークを最小限に抑えます。


レバースイッチによるゲイン調整機能搭載

K5 Pro ESSには、入力の選択とゲイン調整の両方が本体前面に装備されたレバースイッチで行えます。ステータスが明確に印字され、直感的にコントロールが可能です。

ゲイン調整は低、中、高の3段階で行なえ、使用するヘッドホンによって設定を変えることで、快適な音量レベルで使用することができます。

3段階のゲイン設定:

  •  低     0dB
  •  中    +6dB
  •  高   +10dB

同軸デジタル/光デジタル入力搭載

K5 Pro ESSには、RCA同軸および角型光端子によるS/PDIF信号の入力が可能です。
最大192kHz対応の光/同軸入力のデジタルオーディオ伝送の利点が享受でき、テレビや音楽プレーヤーなど、様々なデジタルインターフェイスとの接続を行えます。


直感的な音量調節が可能な大型ボリュームノブ

K5 Pro ESSの金属製大型ボリュームノブは電源スイッチを兼ねており、ノブを回すだけで製品のオン・オフおよび音量調節が行えます。

ボリュームノブの周りに配置されたリング状のインジケーターライトは、現在再生中のサンプリングレートに応じて様々な色で点灯し、視覚的に状態の把握が可能です。

  • 48kHz 以下 – 青
  • 48kHz 以上– 黄色
  • DSD – 緑

アンプやアクティブスピーカーとの接続が可能な高音質RCAライン出力

K5 Pro ESSは、豊富なデジタル入力に加えて、アナログRCAライン入力を備えており、柔軟にオーディオシステムの構築が可能です。
RCAライン出力信号は最大2Vrmsまで調整可能なので、様々なアクティブスピーカーや外付けアンプとの組み合わせでお使いいただけます。

※ ラインアウトを使用する際は、ヘッドホンの接続を外してください


高剛性かつ高品位なオールアルミニウム製ボディ

K5 Pro ESSの精悍なブラックの筐体はオールアルミニウム製で、高い剛性を持ちながらコンパクトで場所を取らず、アルマイト処理と細かいサンドブラストで丁寧に仕上げられ、高級感のある佇まいを持っています。


仕様

USBレシーバーチップXMOS XUF208
DACチップES9038Q2M
出力1.5W以上 (32Ω負荷時)
出力インピーダンス1.2 Ω(ヘッドホン出力)
THD+N0.0009%未満(USB/SPDIF入力時)
ノイズフロア8uV未満
S/N比118dB以上(A-weighted)
出力端子RCA出力/ 6.35mmヘッドホン出力
入力端子USB/光デジタル/RCA同軸デジタル/RCAアナログ入力
対応サンプリングレートPCM:768kHz/32bit
DSD:64/128/256/512(Native)
重量約480g
寸法120mm x 146.5mm x 55mm(突起部含む
付属品ACアダプター、電源ケーブル、USBケーブル、クイックスタートガイド
※画像はイメージです。製品の仕様やスペックは予告なく変更することがあります。