TXモードでaptX LL First機能を有効にする方法

TXモードでは、デバイスを接続した後、ボタンLL / HDを2回押す(ダブルクリック)ことでaptX LL First(aptX LLを優先使用するモード)機能を有効にします。この状態では、aptX LL と SBC を除く他のBluetoothコーデックは無効になります。

ボタンLL / HDをもう一度ダブルクリックすると、aptX LL Firstが無効になります。インジケーターライトのステータス表示は、デバイスが再接続された後、対応するBluetoothコーデックに基づいて常時点灯します。このとき、対応するすべてのコーデックが有効になります。ボタンLL/HDを短押しすると順次コーデックが切り替わります。

aptX LLとSBC以外にコーデックが切り替えられなくなったときには、意図せずLL /HD ボタンをダブルクリックしてしまった事により、aptX Firstが有効になっている可能性があることに留意して下さい。

aptX LL First機能の意図するところは、テレビ放送やゲームなどの低レイテンシを要求するコンテンツに対してBTA30 Proを使うときに、aptX LLが使用されるよう誘導することです。複数のBluetoothコーデックを採用するイヤホン・スピーカー機器では、各々の機器に存在する優先度において使用する音声コーデックが動的に選択されるため、例えばLDACやaptX HDとaptX LLに対応している場合に、aptX LLで使用したいのにLDACやaptX HDが優先されるというようなシーンがあるためです。同様の機能として、FiiO Controlアプリを用いると、BTA30 Proが使用するBluetoothコーデックを明示的にオンオフできるので、使用する音声コーデックを誘導することができる機能も備わっています。