Bluetoothイヤホンやヘッドホンと接続できますか?

BTRシリーズは,有線イヤホンを無線化する目的を想定している製品となっております。 すでに無線用として作られているBluetoothイヤホンなどを接続して使用することは出来ません。 その理由については,Bluetoothでのオーディオ通信を構成するデバイスの関連性をご理解頂く必要があります。前提として,通信には方向性があります。送る側と受ける側です。

Transmitter (トランスミッター)

送信側です。スマートフォンやデジタルオーディオプレーヤーなどの,音楽を再生する機器側が担うことが多く,Bluetoothイヤホンやヘッドホンをつなぐことが出来る機器が,この立ち位置になります。

Receiver(レシーバー)

受信側です。トランスミッターから送られてきた信号を受け取り,オーディオ信号に変換する役割を担います。Bluetoothイヤホンや,Bluetoothヘッドフォンがこれに該当します。一般的には,こちら側にDACも装備されており,デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換する役割も担います。

BTRシリーズは,レシーバーに該当する機器のため,トランスミッターと接続することは出来ますが,同じレシーバーとは原理的に接続が出来ません。そのため,Bluetoothイヤホンなどは使用できないのです。

補足

原則としてトランスミッターとレシーバーは1対1の関係です。(BTRシリーズは該当しませんが)レシーバーとトランスミッターを兼ねるようなアダプターがあったとして,それを使い,スマートフォンからアダプターへ接続し,アダプターから更にBluetoothイヤホンなどへ橋渡しでつなぐ目的が出来るのではないかとの想定から,本件のような質問を頂くことが多いのですが,これは根本的に意味がない想定です。スマートフォンがBluetoothイヤホンを使用可能なら,スマートフォンから直接Bluetoothイヤホンに接続すればいいからです。間に噛ませる必要性がありません。

もし,”LDACやaptX HDなどのCodecが優れているから噛ませたい”ということだとしても,想定しているような動作にはならないので無意味です。結局は1対1の関係なので,間にアダプターを介しても全てのパスで同一のCodecが使用されるとは限りませんし,そのままパススルーされるとも限らないので,音質が向上するどころか,劣化することすら考えられます。