Wi-Fiが繋がらない、またはダウンロード速度が非常に遅いときの要因

いくつかの要因によって引き起こされている可能性があります。

1.OTAアップデートを行っている場合では、配信サーバーが同時多数アクセスなどの要因により性能限界にある可能性があります。リリース直後など、サーバーへのアクセス数が多すぎると、配信速度が低下したり、配信サーバーにログインできなくなりリトライが度々生じることがあります。また、予期せぬ不定期のメンテナンスにより一時的に停止する場合がございますので、お時間をあけてから再度お試しください。

2.周囲のWi-Fi信号や家電製品等の影響を受け混信状態にあるか、またはブロードバンド回線を使用しているいないに関係なく、WiFiルーター自身のWi-Fi伝送帯域幅の制限の影響を受けている可能性があります。5GHz帯を使用しているのであれば2.4GHz帯を使用してみて下さい。FiiO製品では5GHz帯においてW52と呼ばれる周波数帯を使用しますが、稀にこの周波数でルーターがサービスを提供できないことがあるためです。ルーターでW52を使用するよう固定設定すると安定する場合があります。

備考: ”2.4GHzは遅く、5GHzは速い”、といった画一的な誤った慣例がありますが、プレーヤーが扱うメディアファイルの利用に必要とされるスループットにおいて、実使用上は同等であり規格上のスループット上限は優劣を意味しません。強いて言えば2.4GHz帯は5GHz帯に比べて遮蔽物に強い反面、電子レンジなど近似の周波数で動作する機器の影響を受けやすいという性質がありますので、そのような性質の違いと周辺環境によって選択頂いた方が良いと言えます。

3.プレーヤーがWi-Fiルーターから離れすぎているか、またはプレーヤーとルーターの間に壁や障害物がないでしょうか。あるいは、プレーヤーとルーターが1階と2階に置かれていることで電波が遮蔽され速度に影響する場合もあります。

4.プレーヤーの配置場所も要因として考えられます。 X5やX7についてはほぼ完全な金属筐体で、背面のアクリルで覆われた小さな場所にアンテナが格納されています。そのため、より良いゲインを得るために状況によってはプレーヤーの背面を受信しやすい方向へ向けるなどの位置調整が必要になるかもしれません。

備考: できるだけルーターの近くに置くことをお勧めします。(または、パフォーマンスと無線帯域幅の優れたルーターを選択してください)。テーブル上にプレーヤーを置くときは画面を下に向けるようにして、アンテナの受信状態が良くなるようにしてください。またはサーバーがアクセス過剰と思われる場合には辛抱強くお待ちいただいて、暫く時間をあけていただき、やり直してください。