S/PDIF OutのDoPモードとD2Pモードの違いはなんですか?

S/PDIF Outを使用するには,D2P(DSD to PCM)とDoP(DSM over PCM)の2つのモードがあります。
D2Pモードでは,PCM信号を再生するとPCM信号をそのまま出力し,DSD信号を再生するとDSD信号をPCM信号に変換して出力します。

DoPモードでは,PCM信号もDSD信号もそのまま変換せずに出力することができます。 しかしながら,DSD信号を正しく伝送するためには,プレーヤーに接続する先の同軸デジタル入力デバイスがDoP入力をサポートしている必要があります。 また仕様として,プレーヤーはDSD64の出力のみをサポートし,DSD 128のような,より高い仕様のフォーマットの出力はサポートしていません。

備考1:

X7のファームウェアFW2.0以降では,同軸出力のデフォルト設定はD2Pになっています。したがって,X7をFW2.0にアップデートした際に,受け側の同軸デジタル入力デバイスがDoPを受けられないなどの場合に正しく受信ができず,ノイズが再生される等の問題が生じる場合があるため,ご注意下さい。

備考2:

M11は例外としてDoPでDSD128(5.6MHz)が出力できます。ただし,厳密にはこのフォーマットをDoP伝送すること自体がS/PDIFの仕様を逸脱しているため,原則として動作が保証されず,加えて受信が可能な機器が限られます。また将来的にファームウェアの更新等々によってDSD128での出力自体がサポートされなくなる可能性がありますことを留意ください。代理店で独自に確認ができた組み合わせでは,Mytek Digital社製 Brooklyn DAC+ が受信可能でしたが,可能であるのには特別な事情があり,Mytek Digital製品にはBrooklyn ADCという業務用機器があり,同社製機器同士を組み合わせることを前提として,同軸伝送でDSD128が伝送できるよう特別に設計されているためです。この仕様により,意図せずM11の信号も受信が可能であったと言えます。