FIIO製デジタルオーディオプレーヤー「M15S」とオーツェイド株式会社様製造のイヤホンとを組み合わせてご利用のお客様へのご案内

2023/07/29 更新

平素より弊社取り扱い製品をご愛用くださり誠にありがとうございます。この度、FIIO Electronics製デジタルオーディオプレーヤー「M15S」につきまして、オーツェイド株式会社様が製造されているイヤホンの一部を接続した際に、ヘッドフォンアンプ部が発振する事例を確認いたしました。


発振とは

特殊なインピーダンス特性や位相特性をもつイヤホンとヘッドホンアンプやデジタルオーディオプレーヤーと組み合わせた際、ヘッドホンアンプ部が入力に依らず最大出力を続ける症状を起こすことがあり、これを一般に「発振」と呼びます。

これにより、イヤホンからは「ジュルジュル」「ピー」「キュイーン」というようなノイズが生じますが、こうした音が聞こえた場合には直ちに使用を中止していただきますようお願いいたします。
そのままの状態を維持すると、場合により、イヤホンのボイスコイルが異常発熱してイヤホンが損傷することや、過大出力によりヘッドホンアンプ部の保護回路が働きプレーヤーの動作が停止することがあります。

弊社のこれまでの対応と今後の対応について

  • お客様からのお問い合わせを受け、弊社では、発振が確認できたイヤホンについて、オーツェイド株式会社様、販売店様と連携して、情報の収集と調査を継続しております。
  • お客様およびメーカー様から報告があったイヤホンについては、弊社で動作検証を実施し、発振することが確認できた製品については、随時FIIO Electronicsにフィードバックを行なうとともに、サンプルの提供などの準備を進めております。
  • FIIO Electronicsからは、(1)これまでにM15Sに関してイヤホンの発振に関するお問い合わせをいただいたことは国内外含めて1例もなかった、(2)発振が起こると弊社からレポートがあったイヤホンを実際にFIIO Electronicsサポート部門で確認し症状を分析してから判断する予定である、という回答を得ております。
  • 現時点では弊社で発振が確認できているイヤホンの数が少なく、FIIO Electronicsサポート部門での症状の解析ののち、FIIO Electronicsとしての見解と今後の対応についての連絡が弊社に伝えられる予定です。FIIO Electronicsより連絡を受けましたら速やかにご案内いたします。

検証結果

Intimeブランドの2製品について、M15Sの4.4mmバランス端子にバランス接続対応ケーブルを用いて接続した場合に、M15Sのアンプ回路が発振することが確認されました。

また、オーツェイド株式会社様に弊社からM15Sをご提供し、動作検証を実施いただきましたところ、弊社と同様の結論に至っているとのことです。なお、Intime(O2aid)製品については、製品パッケージ記載の注意事項にて「セラミックツイータは、一部の再生機で稀に発振することがあります。その場合は、再生機を交換してください。」とのご案内をされているとのことです。

弊社テスト環境について

IntimeおよびMaestraudioブランドの各製品はオーツェイド株式会社様ご提供のイヤホン本体およびイヤホン用ケーブル(付属品・別売りケーブル)を用いて、M15Sを複数台使用して動作確認を行なっております。測定にはAudio Precision製の測定器を使用し、M15Sから基準信号を出力させた時のイヤホンの音響特性をイヤホン測定用マイクで測定しております。

弊社環境で特定の条件下での発振を確認することができたイヤホン

【ブランド名/製品名/発生条件】

  • Intime/心/M15Sの4.4mmバランス端子にバランス接続対応ケーブルを用いて接続した場合
  • Intime/翔 Special Version/M15Sの4.4mmバランス端子にバランス接続対応ケーブル(付属品)を用いて接続した場合

弊社環境で発振を確認することができなかったイヤホン

【ブランド名/製品名】

  • Intime/轟mk2
  • Intime/煌mk2
  • Intime/雅mk2
  • Intime/翔DD (※)
  • Intime/翔
  • Intime/碧Ti3 Edition2
  • Intime/碧 SORA
  • Maestraudio/MA910SB
  • Maestraudio/MA910SR (※)

※ 「Intime/翔DD」「Maestraudio/MA910SR」について、4.4mmバランス端子にバランス接続対応ケーブルを用いて接続した場合に、お客様環境で発振が疑われる事例をご報告いただいておりますが、弊社では発振を確認することができませんでした。イヤホンの個体差や特定のイヤホン用ケーブルとの組み合わせといった複合的な要因で発振が起こる可能性も考えられます。イヤホンの個体差が疑われる場合には、イヤホンメーカー様にご相談ください。
※ 「Maestraudio/MA910SR」について、当初4.4mmバランス端子にバランス接続対応ケーブルを用いて接続した場合に発振を確認したとご案内しておりましたが、弊社検証環境にてオーツェイド株式会社様ご提供のイヤホン本体および4.4mmケーブルを使用して改めて試験を行った結果、発振を確認することができませんでした。

その他、発振を確認することができなかった発生条件(機器)

  • M11S、M11plusESS、M17によるバランス/アンバランス接続での各イヤホン再生
  • M15Sによるアンバランス接続での各イヤホン再生

お客様へのお願い

お使いのイヤホン(ケーブル含め、メーカー製の市販品に限ります)とM15Sとの組み合わせにおいて発振が疑われている現象を発見されたお客様は、直ちにご使用をおやめくださいますようお願い申し上げます。

また、お手数をおかけしますが、お問合せフォームより弊社サポートまでご連絡をお願い申し上げます(お問い合わせには正規輸入品の製品保証番号が必要になります)。

販売店様経由での聞き取りにあたり、誤った製品名が伝えられるなど正確な情報把握が困難なケースがございましたことから、今後他社製品との組み合わせにおいて何らかの不具合が発生した場合、お客様より問題の正確な把握と切り分けのため、メーカー様・代理店様よりデモ機をお借りして動作検証させていただきます。そのため、お客様の環境と異なる場合がございますことを予めご承知おきください。

お問い合わせ時にお書き添えいただきたい情報について

  • 本文の冒頭に、「M15S発振疑い」とお書き添えください
  • 本文に、発振が疑われるイヤホンのメーカー名/製品名/発生条件(お使いのケーブルと接続端子)についてお書き添えください

この度は、関係各所に事実確認を行なっておりました関係でご案内が遅くなりましたこと、またM15Sをご愛用いただいているお客様にご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。今後情報のアップデートがありましたら、随時本ページにてご案内いたします。

弊社では、FIIO Electronics日本総輸入元として、お客様に安心して製品をご愛用いただけるよう、メーカーと協力してまいります。今後とも、弊社取り扱い製品をご愛用賜りますようお願い申し上げます。