ポータブルオーディオは新たなステージへ。FIIO渾身の新フラッグシップ、驚異の物量投入型トランスポータブルDAP
デュアルES9038PRO|デュアルTHX AAA-788+|デュアル・パワーサプライ(DC給電モード)|デュアルモード・ボリュームコントロール機能|Qualcomm QCC5124|XMOS XUF208|デュアル・フェムトクロック|5.99インチディスプレイ|5つの出力ポート|デュアルUSB Type Cポート
FIIO M17は、FIIOのDAP製品群の新たなフラッグシップモデルであるとともに、デスクトップオーディオの世界に新しいコンセプトをもたらす、トランスポータブル・デジタルオーディオプレーヤーです。
ES9038Proデュアル構成に加え、THX社と共同開発した「THX AAA-788+」アンプ回路を搭載。これまでの常識を覆す3000mW(バランス出力時、DC給電モード時)の大出力と、S/N比123dB(バランス出力時)の超低ノイズを両立させました。
今回新たに追加されたDC給電モードは、付属の専用DCアダプターをお使いいただくことで、DAC部/アンプ部に大電流を供給し、M17を最大性能で動作させ低能率ヘッドホンも余裕で駆動することが可能です。また、USBポートを2系統搭載することで、外部機器との接続と充電とを分離することが可能で、デスクトップオーディオのメディアセンターとしてもご活用いただけます。
製品名 | JANコード | 商品ジャンル | 希望小売価格(税込) | 発売時期 |
M17 | 4562314016147 | デジタルオーディオプレーヤー | オープン価格(市場予想価格269,500円前後) | 2021年12月10日 |
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主な特長
- ESS Technology製DACチップ「ES9038Pro」を2基搭載し、PCM384kHz/32bit,DSD256/1bitの再生に対応
- THXの特許技術を採用し、FIIOとTHXとが新たに共同開発した「THX AAA-788+」ヘッドホンアンプ回路を2基搭載
- M17のポテンシャルを解き放つ、新開発のDC給電モードを採用
- 最大5段階のゲイン設定によりIEMからヘビー級ヘッドホンまでを自在にハンドリング
- 2.5/3.5/4.4mmヘッドホン出力端子に加え、新たに6.3mmヘッドホン出力端子、同軸デジタル入出力端子、オーディオ専用USB2.0ポートを搭載
- 3.5㎜アンバランス/4.4㎜バランスの2系統のラインアウト出力が可能
- 2系統(データホスト専用、データ通信・充電兼用)のUSB Type C端子を搭載
- デジタルとアナログを物理的に分離。シールドにより基板間の干渉を低減
- モジュール配置によりエアフローを最適化し、高い放熱性を確保した筐体設計
- スーパーキャパシターや超高精度水晶発振器による、卓越したオーディオ回路セクション
- Qualcomm製8コアSoC「Snapdragon 660」によるスムーズな動作
- Qualcomm製SoC「QCC5124」搭載で、LDAC、aptX HD、aptX Adaptiveなど、ハイレゾ級ワイヤレスBluetoothオーディオコーデックに対応
- XMOS製USBコントローラーチップ「XUF208」搭載で、USB DACとしてPCM768kHz/32bit、DSD512入力に対応
- 連続再生時間10時間、高速充電対応の9200mAh大容量バッテリー
- ユーザーカスタマイズ可能なアンビエントライトでオリジナリティーを演出
- 大画面5.99インチ 18:9 1080Pタッチパネル液晶採用
- MQAのx8デコード機能搭載
アップデートのお知らせ
現在、M17向けの最新ファームウェア「FW1.0.6」が配信されています。
ROON Readyへの対応やパラメトリックEQ機能の実装等を含む重要なアップデートとなりますので、
是非こちらの製品サポートページから詳細をご確認ください。
製品の詳細
ESS Technology製フラッグシップDACチップ「ES9038 Pro」を2基搭載
M17では、FIIO初となるESS Technology製のフラッグシップDACチップ「ES9038 Pro」をデュアルで採用しています。
「ES9038 Pro」は1基あたり8ch分のDAC回路を搭載するDACチップで、M17では、左右のオーディオチャンネルにそれぞれ1基ずつの「ES9038 Pro」を搭載するデュアル構成を採用しています。本来別々に機能する8ch分の回路をすべて片チャンネルのためだけにパラレル使用することで、非常に高い出力を持たせながら、S/N比=140dBとTHD+N=-122dBを達成し、極めて低ノイズかつ歪みのないピュアなオーディオ再生を実現します。
THXの特許技術を採用し、FIIOとTHXとが新たに共同開発した「THX AAA-788+」ヘッドホンアンプ回路を2基搭載
THX社の特許技術である「THX AAA」回路は、フィードフォワード補正技術とニュートラルな音質を追求した設計手法を特長とし、音の消えぎわの表現やサウンドステージ上に忠実に復元されたディテールを追体験することができ、まるでレコーディングスタジオにいるかのようなサウンドをもたらします。「THX AAA」回路は、一般的なヘッドホンアンプ回路と比較して、仮に同じ電源部を用いた場合でも、高い出力を高効率で実現できるほか、より低いノイズレベル、低歪みと相まって、より正確かつ自然な音質を提供します。
M17に搭載されている「THX AAA-788+」回路は、ローインピーダンスまたはハイインピーダンスのヘッドフォンを使用している場合でも、理想的なディテールとダイナミクスを提供するために、THX AAA-788回路をベースに、FIIOとTHXが共同で新たに開発したアンプ回路です。
左右チャンネルあたり1基ずつ、合計2基搭載された「THX AAA-788+」回路は、デジタルオーディオプレーヤーで採用される一般的なオペアンプによるアンプ回路と比較して出力が225%向上し、チャンネルあたり3000mW(バランス駆動時@32Ω)の大出力を獲得しました。出力インピーダンスが極めて低く、あらゆる種類のヘッドホンをいとも簡単にドライブするポテンシャルを持っています。
M17のポテンシャルを解き放つ、新開発のDC給電モードを採用
M17は、リチウムイオンバッテリーでの本体駆動モードに加えて、FIIO初となるDCアダプターによるDC給電モードを採用いたしました。DC給電モードは、DCアダプターを接続して給電した状態で、本体側面のスイッチをDC給電モードに切り替えることで動作します。
バッテリー電源は、可搬性というメリットを提供するトレードオフとして供給電力に限界があり、高い消費電力を求められるシステムでは使用できないという制約がありました。M17では究極のトランスポータブルDAPとして、据え置き使用時に理想的な性能を追求するために、外部からのDC給電に対応するという異例のシステムを搭載しています。
DC給電モードで外部からDC電源を供給した場合、ヘッドホンアンプ回路の電源電圧は±8Vから最大±11.5Vまで高められ、より力強くヘッドホンをドライブし、バッテリー電源と比較して各回路に安定的に電源供給が行われることで超低ノイズかつハイパワーな再生が可能となります。
また、このDC給電モードではバッテリーを使用せずに動作するため、充放電サイクルに限りのあるバッテリーを消耗させずに連続使用可能です。
最大5段階のゲイン設定によりIEMからヘビー級ヘッドホンまでを自在にハンドリング
バッテリー駆動時には、幅広い感度を持ったヘッドホン/イヤホンの再生に対応するため、4段階のゲインを設定できます。
さらに、DC給電モードでは、もう1段階高いゲイン設定が用意され、バランス出力では+16dBという高ゲインにより、これまでのDAPでは鳴らすことが難しかったヘッドホンであっても余裕のある再生が可能となりました。
2.5/3.5/4.4mmヘッドホン出力端子に加え、新たに6.3mmヘッドホン出力端子、同軸デジタル入出力端子、オーディオ専用USB2.0ポートを搭載
M17は、様々なシチュエーションで最適な再生が行えるよう、豊富な入出力を備えています。
これまでDAPで採用されてきた、2.5mm/3.5mm/4.4mmヘッドホン出力端子に加え、6.3mm標準フォーン端子に対応したヘッドホン出力を新たに採用。変換アダプターを使用することなく、理想的な状態でリスニングを行えます。
また、3.5mm端子と4.4mm端子はライン出力端子としても使用でき、オーディオシステムへの接続が可能です。
さらにRCA同軸デジタル入出力端子を備えているため、外部からのS/PDIF信号を入力してM17をDACとして使用したり、M17をS/PDIFトランスポートとして使用することも可能です。
USBタイプC端子は、デジタルオーディオ出力に特化したUSB 2.0ポートと、データ転送と充電に特化したUSB3.0ポートを独立して採用しています。
デジタルとアナログを物理的に分離。シールドにより基板間の干渉を低減
M17では、基板間の干渉を防ぐため、アナログ部とデジタル部を物理的に分離。限られた内部スペースに効率的に基板レイアウトを行っています。
さらに、高導電性銅合金シールドを施し、内部および外部からのアナログオーディオ信号への電磁干渉を大幅に低減しています。
モジュール配置によりエアフローを最適化し、高い放熱性を確保した筐体設計
M17は卓越した音質を実現するため大きな消費電力を必要とし、それに伴って各部からの放熱を効果的に行う必要があります。
本体は、H型の断面形状にレイアウトされ効果的なエアフローを獲得したほか、VC液冷技術を採用し、継ぎ目のないCNC切削によるアルミ合金製ユニボディフレームへ熱を伝え効率的に放熱を行います。
さらに、付属の冷却ファン搭載スタンド「DK-3」使用することで、さらに積極的に熱を逃がすことが可能です。
スーパーキャパシターや超高精度水晶発振器による、卓越したオーディオ回路セクション
THX AAA-788+にTI製オペアンプOPA2211を組み合わせ高出力・低歪みの出力を獲得
M17で新開発されたTHX AAA-788+回路で採用されたTexas Instruments製のオペアンプ「OPA2211」は、1.1nV@1KHzの低電圧ノイズとTHD+N=-136dBの低歪な特性を持ち、極めてクリーンな信号増幅を実現しています。
安定した電源供給を実現する大容量470mF DMFスーパーキャパシターを採用
M17では、電源の安定化のために470mFの容量をもつ極薄ラミネートタイプのスーパーキャパシターを採用しています。表面実装基板に設置できる小型ながら、47uFタンタルコンデンサの10,000個分に相当する大容量をもち、なおかつESR(等価直列抵抗)が45mΩ(タンタルコンデンサの15%)と非常に低いため、電源品質の安定化に寄与しています。
超低ノイズLT3045 LDOレギュレーターによる安定した電源制御
M17では、リニアテクノロジー社のLDO(Low Drop Out)アーキテクチャを採用した超低ノイズで、高いPSRR(電源リップル除去能力)の電圧リニアレギュレータを採用しました。10Hz-100kHzの周波数帯域で0.8μVRMSの低RMSノイズを実現し、DACチップに安定したクリーンな電力を供給します。
独立した2系統のNDK製フェムト・クロック水晶発振器を搭載し、ジッターを極限まで抑制するクロックシステム
M17は、フラッグシップDAPに相応しいジッター対策を施すべく、日本電波工業(NDK)製NDK製フェムト・クロック水晶発振器を2基搭載しています。この水晶発振器は、ジッターをフェムト秒(1000兆分の1秒)クラスまで抑制した極めて精度の高いもので、クロック波形の位相雑音も、-140dBc/Hz (オフセット周波数1kHz時)を実現しています。この2基の水晶発振器とFIIOが開発したFPGAのクロック管理アルゴリズムにより、M17は極限の低ジッター環境と高精度なクロック信号をDACチップに供給することに成功しています。
Qualcomm製8コアSoC「Snapdragon 660」によるスムーズな動作
M17には、スマートフォンのようにスムーズな動作を提供する大小4つずつで構成されたコア・アーキテクチャを採用した、Qualcomm製SoC「Snapdragon 660」が搭載されています。このチップは、動画再生やゲームなどの重いタスクを処理することが可能な能力を備えながらも、音楽再生時は超低消費電力で動作することで、長時間に及ぶ連続再生時間を実現しています。
Qualcomm製SoC「QCC5124」搭載で、LDAC、aptX HD、aptX Adaptiveなど、ハイレゾ級ワイヤレスBluetoothオーディオコーデックに対応
M17は、Bluetooth用にQualcomm製SoC「QCC5124」を搭載し、LDAC、aptX HD、aptX Adaptiveなどのフォーマットに対応しています。 「QCC5124」 は、ゲームやビデオで必要とされる低遅延と、ハイレゾリューション・オーディオで必要とされる高ビットレートの両方を満たす、信頼性と高速性を兼ね備えたBluetooth接続を実現します。
Bluetooth受信対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX LL、aptX HD、aptX Adaptive, LDAC
Bluetooth送信対応コーデック: SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC
XMOS製USBコントローラーチップ「XUF208」搭載で、USB DACとしてPCM768kHz/32bit、DSD512入力に対応
M17では新たにXMOS製USBコントローラーチップ「XUF208」を採用しました。これにより、内蔵データの再生時には384kHz/32bit、DSD256のデータに対応。USB タイプC端子からの入出力においてはPCM768kHz/32bit、DSD512(Native)の再生に対応しました。
連続再生時間10時間、高速充電対応の9200mAh大容量バッテリー
M17は、9200mAhの大容量バッテリーを搭載し、約10時間のバッテリー駆動が可能です。充電はUSBタイプCから急速充電や、DC給電による充電も可能です。
また電源接続時には満充電の継続によるバッテリー劣化を低減する制御を行い、長期間の使用への配慮を行っています。
バッテリー容量:9200mAh
充電時間:約4.5時間(QC急速充電時)
充電形式:QC3.0、QC4.0、PD2.0、PD3.0クイックチャージ、DC給電による充電
再生時間:約10.6 時間 (シングルエンド再生時)、8.6時間 (バランス再生時)
ユーザーカスタマイズ可能なアンビエントライトでオリジナリティーを演出
M17には、豊富なカスタマイズが可能な7色のRGBアンビエントライトシステムが搭載されています。カラーを固定したり、オーディオ出力に合わせて設定することができます。
また、アンビエントライトの明るさは、現在の電源、音量、温度に応じて変化するように設定できます。さらに、トップとサイドのアンビエントライトを別々に制御することも可能で、思い通りのカスタマイズが行えます。
様々なシチュエーションで使用可能
MQAのx8デコード機能搭載
M17はMQA音源の8xデコードに対応。高サンプリングレートでも扱いやすいファイルサイズでマスタークオリティの豊かな音質での再生が可能です。
主な仕様
出力端子 | 2.5mmバランスヘッドホン端子 3.5mmシングルエンドヘッドホン/ライン出力兼用端子 4.4mmバランスヘッドホン/バランスライン出力兼用端子 6.3mmシングルエンドヘッドホン端子 RCA同軸デジタル出力端子(入力機能と択一式) USB2.0 タイプCオーディオ出力端子 |
入力端子 | USB3.0 タイプC端子 RCA同軸デジタル入力端子(出力機能と択一式) |
対応サンプリングレート | 内蔵データ再生時:384kHz/32bit、DSD256 USB入出力時:768kHz/32bit、DSD512(Native) |
SoC | クアルコム社製Snapdragon 660 |
DAC | ES9038PRO×2 |
アンプ回路 | THX AAA-788+ ×2 |
Bluetoothチップ | QCC5124 |
Bluetooth対応コーデック | Bluetooth受信対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX LL、aptX HD、aptX Adaptive、LDAC Bluetooth送信対応コーデック: SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC |
USBレシーバー | XMOS XUF208 |
クロック | NDK製フェムト・クロック水晶発振器×2 |
出力(最大) | ≥1.5w(16Ω / THD+N<1%) ≧3W(32Ω / THD+N<1%) ≧500mW(300Ω /THD+N<1%) |
対応インピーダンス | 16〜600Ω |
周波数応答 | 5Hz〜80kHz(-3dB) |
ノイズフロア | ≤3.5μV(A-weighted/シングルエンド出力時) |
S/N比 | ≥123dB(A-weighted/バランス出力時) |
THD+N | ≦0.0007(1kHz/32Ω) |
操作モード | Android /Pure Music/USB DAC/Bluetooth受信/AirPlay/同軸デコーディング |
ディスプレイ | 5.99インチ(1080×2160)インセル方式タッチパネルディスプレイ |
充電方法 | QC3.0、QC4.0、PD2.0、PD3.0クイックチャージ、DC給電による充電 |
バッテリー容量 | 9200mAh |
再生時間 | 約10.6時間(シングルエンド再生時) 約8.6時間(バランス再生時) |
充電時間 | 約4.5時間(急速充電時) |
スタンバイ | 約1000時間 |
ボリュームコントロール | ポテンショメータノブまたはボタンコントロールによる120段階 |
メモリ(RAM) | 4GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 64GB(約46GBをユーザー使用可能) |
拡張ストレージ対応 | マイクロSDカードスロット×1、外付けハードドライブ(最大2TBまで対応) |
書き込み速度 | 最大100M/s |
寸法 | 約156.4×88.5×28mm |
重量 | 610g |
付属品 | 外付けDCアダプター AC電源ケーブル ファン付き冷却スタンド 撥水コート付きPETスクリーンプロテクター(貼り付け済み) レザーケース microSDカード取り出しピン USB3.0 タイプA to タイプCケーブル アルミ製プラグキャップ(取り付け済) |
画像はイメージです。仕上げや製品仕様は予告なく変更することがございます。